マイクロラーニングという闇

2018/12/09

 e-learning業界の最近の流行で「マイクロラーニング」というものがある。

 考え方自体は悪く無くて、私もどちらかというと肯定的である。
 つまり、一本当たりの学習コンテンツをミニマムサイズに細分化していこうというものである。

 1本5分程度。すぐ終わるものをたくさん作る。

 学習者が学びやすい環境づくりという事なのだが・・・マイクロラーニング関連のサイトを見ているとある不穏な動きがある。

 それは何かというと・・・マイクロラーニングは、いわゆる学生向けのコンテンツではなく、社員教育向けのコンテンツとしての注目度が高い。

 そして、マイクロラーニング導入のメリットに書いてあるのだ・・・控えめな所だと「移動中にも学習できる」と・・・。

 厚顔無恥な所だと「通勤時間を効率的に使って学習させられる」と・・・社員研修用動画でマイクロラーニング導入しませんか?と・・・。

 つまり、細分化することで、すき間時間に学習しやすくなるから、業務時間中に時間を取らせて学習させるのではなく、通勤中に個人の端末で学習させられるよ!経費削減!みたいなノリなのである。

 マイクロラーニングはなぜか現在、BtoBの文脈で社員研修向けで語られることが多い。

 BtoCであれば、メリットがあると思うのだ。
 資格だったり、語学だったり、マイクロラーニングにすることで、学習者にメリットが大きい。

 しかしながら、現在は社員研修などで注目されているのである。

 人を安く使うのに慣れすぎた社会は、いよいよ労働者の通勤時間にまで食指を伸ばし始めたのである。

 この先、マイクロラーニングがそういう方面で普及しない事を祈るばかりである。

 

 天の神様
 e-learning業界にはいろいろな魔物が潜んでいます。悪い奴がのさばらないよう、父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。

 えいめん!

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