相棒が変だ

2018/10/22

 今日の日記は相棒シーズン17のネタバレを含むので後ろをたたむ。

 

 

 さて、相棒の新シーズン、第一話のスペシャルである。
 一次的に杉下右京が敗北するような流れにしているのだが、描き方が雑すぎるうえに、右京さんの捜査や推理の流れが今までと違いすぎて、違和感しかない。

 今回、右京さんは、死体の隠し場所を推理して「令状取ってそこを掘り返せば動かぬ物証が出て逮捕だ!」という路線で動いている。

 この考え方自体が、相棒というシリーズが今まで積み上げてきた流れを無視してしまっている。

 

 そもそも、相棒における推理シーン、つまり、ミステリにおけるクライマックスの定番の流れとして、右京さんが「推理に推理を重ねた、ある意味論理の飛躍みたいな状況証拠を積み重ねて積み重ねて、こねくりまわして相手を追い詰める。

 そして定番として「そんな状況証拠だけで!」とか「証拠はあるのか証拠は!?」とか「アンタの想像の話だろう!」みたいな反論を容疑者から喰らう。

 

 ここの反撃への綺麗なクロスカウンターで「じゃああの時、●●といったのは何でだったんでしょうね?」とか「どうして~~~と、おっしゃったんです?あのとき知らなかったはずですね。違いますか?」という流れを決める。

 つまり「語るに落ちる」というヤツである。

 杉下右京は、確かに色々捜査をして回るが、肝心なところは基本的に頭の中で組み立てており、推理と状況証拠と揚げ足取りで、相手に馬脚を露呈させるという手管なのである。ちょっと安楽椅子探偵にも通じるところがあるスタイルである。

 故に、予断をもって物証探しに突撃するというのは、冠城がまくしたてたというのはあったにしても、明らかに今までの行動と矛盾している。

 いきなり、第1話から不安なスタートである。

 

 天の神様

 バベルの塔並みの傑作ストーリーが、そろそろ最近の相棒にもほしいです。父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。

 えいめん!

 

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