エスカレーター

2018/10/09

 さて・・・エスカレーターである。

 エスカレーターは本来左右とも、立ち止ま手乗るというマナーであるということなのか、そういうことにしたいのか、鉄道各社でそうした取り組みを行っている。

 駅のエスカレーターで警備員とかが「二列でお乗りください」と、むなしい呼びかけを続け、客は右側を歩いていく。

 あんなん呼びかけるより、そのオッサンがひたすら「右側に立ち止まりながら何往復もエスカレーターに乗る」方が、効力が高くないだろうか。

 

 ちなみに、ニュースでは検証として、右側を歩くより、皆が立っていたほうが、格段に時間当たりの輸送効率が高い旨が示されていた。

 確かに、みっちり乗れば、1人1段。
 対して歩くとなると、お互いの移動のバッファを考慮すると一人2~3段は使う事になり、歩いているレーンのほうが、人が少なくなるのである。

 エスカレーターの移動速度の1.5倍~3倍程度の速度で歩かない限りは、立ち止まっている方が早いだろう・・・というのは解るのだが、この理屈は大事なことを忘れている。

 「エスカレーター待ちの行列が無い場合は歩いたほうが早い」

 という事である。

 乗って、歩く本人目線でいくと、行列ができていない場合は歩いたほうが、移動時間が早くなる。
 行列ができている場合でも、個人単位で理想的なのは「自分の番が来るまで、全員が立ち止まってエスカレーターに乗っていて、自分が一歩踏み込んだ瞬間に、右側全員が歩き出す」というのが「その個人にとっては最速」である。

 つまり、このエスカレーターの右側問題・・・輸送効率や移動速度をアピールしようとすると、個人ごとにに条件が違ってきてしまう欠点がある。

 そして、「どんな行列エスカレーターも、最初は行列していない」という点が難しい。

 この並んでいない状態から、エスカレーター待ちの行列ができる瞬間・・・ここに、移動速度の最適解が変わる「閾値」がある

 厳密に言えば、行列の長さとエスカレーターを歩く速度により、もう少し違うのだが・・・それは抜きにして、並び始めると立ち止まった方が時間当たりの効率が良い。

 並んで無いなら、歩いたほうが効率が良い。

 つまり・・・後ろが並び始める瞬間に、自分の移動速度より、後続の輸送効率を考えて立ち止まる、高度な自己犠牲が必要になる

これではムリだ・・・。そんなキリストみたいなヤツそうそう居ない。

 

 どうしたら良いのだろうか。
 やはりもう、効率視点じゃなくて、そういうルールという路線で、日ごろから文化を変えていくほかない。

 一つ思いついたのは「東京に大量の大阪人を招へいする」というのはどうだろうか。

 右に立ち止まる彼らが、流れを変えてくれるはずである。

 

 他にも、バイトを雇って、エスカレーターの右側に立ち止まりながら、ずっと往復し続けるという、シジフォスみたいな業務内容を与えるというシンプルな手もである。苦役である。

 もしくは、右に立ち止まる事にインセンティブを与える。
 たとえば、エスカレーターの手すり部分に、非接触型のICリーダーをつけて、ここに携帯を載せながら乗ると、乗っている時間に応じてポイントが加算されて、買い物で使えるとか。

 物理的に不能にするのもアリである。
 1段ごとを区切るバーみたいのをつけるとか、あるいは信じられないくらい急角度なエスカレーターにするのもアリかもしれない。パンツ見えるけど

 最近の、女性専用車両などの流れに乗ってみる。
 「右側は女性専用」盗撮防止にもなる!

 センサーで防ぐ。
 「右を歩くやつがいると緊急停止する」・・・危ない。

 あえて、右側に手すりを無くして落下するような形にする。
 「危険なので立ち止まってご利用ください」

 

 このように皆で知恵を絞って、良い方法を編み出してもらいたいものである。

 

 天の神様
 エスカレーターにみんな立ち止まるようになるよう、父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。

 えいめん!