2018/07/08
今日もクラン戦記をやるのかと思ったら憂鬱になってきた。そんなゲームである。
とりあえず、2日くらいはプレイしておかないと・・・と思って再開。
クエストを達成するために、氷の洞窟というところにやってきた。
退屈な戦闘と無駄に長いわりに、なんの演出も、装飾もない「ワールドマップとほぼ同じマップチップの洞窟」を進む。
奥に進むと、いくらなんでも雑な悲鳴が聞こえ、傷ついた兵士が現れる。
そこでの会話で、どうやら強敵が居ることが示唆されている。
「ここでは彼を傷つけてしまう。奥に敵を誘導して戦おう」みたいな会話がなされる。
が、しかし・・・強敵は姿は無い。
どこまでいっても姿は無く、ダンジョンの最奥までいくと「ボス部屋にワープする魔法陣が現れる」
このゲームのシナリオライターは、若年性健忘か何かなのだろうか。
どうして、毎度毎度直前のセリフを無視するのか。
とはいえ、軍の宿舎があてがわれているのに、宿舎がある街でも宿屋に宿泊しないとHPが回復しないとかいう、システムレベルでストーリー設定無視しているので、この程度で突っ込んでいたら身が持たない。
その後、道中の瀕死モブに二次被害なんて出るべくもないような離れた別空間で、ボス「ダークゴブリン」とのsnipping toolでスクショを切り抜ける程度の緊張感あふれる一騎打ち。
無事に倒して・・・町に戻って報告。
ここにきて、そういえばこのゲーム、ガチャをしていない事に気づく。
というか、ガチャが発見できなかったのだ。
イベントクリアしたらアンロックかとおもったら、そうじゃなくて、UIがクソすぎて気づかないだけであった。
ちなみに、500DMMポイント の上にある、クリックできなさそうな「チケットを使用」というボタンで、ガチャチケで引かないと、強引にDMMポイント買わせようとしてくるので要注意である。
そして現れるゴミ。
「悪名高い、素材&キャラガチャ」である。
ちなみに排出率。
キャラの排出率は全部合わせて2%。
ただ、これいわゆるレアが1.6%、SRが0.3%、SSRが0.1%である。
ええんかこれ!?っていう確率である。まあ、ほしいキャラ皆無なので問題ない。
さて・・・ここで私はクラン戦記のプレイを終了したわけだが、今回いくつか思ったところがある。
まず「ハイファンタジーを書くにはシナリオライターには高い知識が求められる」という点である。
本作は、まぎれもなくハイファンタジーである。現実世界からの設定の引用みたいなものはない。
そういう意味では、世界観全てを構築する細かさが求められる。
例えば、今回、キャラクタを見てみると、男性キャラは体にキルトを身に着けている。
人によって模様が違う事から、これがまぎれもなく家柄を表すキルトであることは明白であり、そのことからも、この土地の文化的バックボーンとして、イングランド~スコットランド周辺を想定している事が解る。
と、考えると、羊毛生産があるということで、羊肉を食べるのもうなずける。
が、羊肉(ラム)じゃなくて、仔羊肉(ラム)にするか、羊肉(マトン)にするか、普通に羊肉で良いと思う。というか、料理名を言ったほうが良いんじゃないだろうか。
特製ハギスとか、ラム肉のミートローフとか・・・。
肉料理に合わせてヨークシャープディングとか。食文化は世界観を描くためには必須である。
まあ、そこはある程度良いとしても、全体的に世界観構築ができていない。
「ヨーロッパをモデルにしたハイファンタジーを作るのに、高校世界史レベルの文化的知識すら欠けている」という点が、あまりにも痛手である。
これは、シナリオだけではなく、特にマップチップ等による、街・ダンジョンの装飾具合についても、欠けていると言わざるを得ない。というか、マップチップの種類が少なすぎる。
上記の酒場のシーンなども、致命的である。無駄に広いし。椅子と椅子の間離れすぎてるし・・・。料理くらい並べて置くべきだし。
モデルにしている地域性、時代背景から、明らかに違う感じの食器棚あるし。
せめて、時代を無視したにしても、イギリス的なパブのデザインにしておいてほしいところである。
どうして、まともなシナリオライターを手配できない状況で、世界観を描き切る難易度も高く、それをプレイヤに不自然にならないように説明していく高度なテクニックまで求められるハイファンタジーにしてしまったのか謎である。
そんな素敵なゲームだった。
基本的に想像を絶するつまらなさなので、早く遊ばないと消えてしまう!
是非、皆もこの珍妙なシナリオを体験してみてほしい。開始5分で、口が開く貴重な体験ができるのだ!
天の神様
こういうゲーム作って人生棒に振る人が減りますよう、父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。
えいめん!
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