2018/03/28
サガスカをプレイしてから、もうどれくらい経つだろうか。(思い出したり発売日をググるのが面倒という意味)
なんだかんで言って、サガシリーズを待ち望んでいる者として、プレイせずには居られなかったのでプレイした。
不思議なプレイフィールのゲームであった。
最初の1~2週間は文字通り「狂ったように」熱狂し、プレイに没頭していた。
が、あるとき・・・育成のために、ある敵と何度も戦う必要性が出てきた時に、突如として冷めた。
ゲームの世界観にどうしても魅力を感じられなくなったのである。
一言で言って、世界が無いのである。
まあ、そういうゲーム性なのだが、本当に無いのである。
新しい街のドキドキ感。
なんとなく街の中を歩き回って、「ここは〇〇の街です」とか「ぬれてにあわぬれてにあわ」とかしか言わないキャラを見たりとか、そういう街が生きている様子が感じられないのである。
世界の中に、自分一人ぼっちの感じを強く感じるゲームであった。
あのゲームを一言で説明すると「ソシャゲをコンシューマにしたもの」である。
戦闘に特化させ、それ以外の部分を省いた作りになっている。
また、敵から素材がドロップして、それを使って育成していくという点でも共通している。
さらに言うと、戦闘自体は、複雑で工夫の余地が多く、非常に面白いものであった。
だが、逆に「一人旅等の縛りプレイを考えたとき、レベルをあげて物理で殴るしかないゲーム」だったのである。
まず、いくつかの難点をあげたいと思う。
1:武器が1種類しか装備できない。ロマサガの流れを意識したシステムにしているわりに、武器が1種類なのである。そして、武器と魔法の併用もできない。
2:強くしようとすると、ロールというパッシブスキルを得る為に、興味のない武器まで極めないといけない。
この子には小剣が似合う!と思って、装備させても、極めて行こうと思うと、斧レベルなども必要になる。
3:閃きシステムがなんか変。妙に閃きのルートや、内部の値が制限されていて、閃きの多様性に欠ける。
ていうか、何か少ない気がする。技。
4:魔法も少ない。詠唱が長いのはシステム的に良いとしても、魔法の多様性がない。
5:マップを省略しているくせに移動がダルい。
6:ボリュームが小さい訳じゃないのに、なぜかボリューム不足を感じる。
7:戦闘が面白いのだが、戦闘が面倒くさくもある。面白さに力を入れすぎた結果、面白いけど煩雑になっている。
素材を求めて、繰り返し戦うバトル設計とマッチしていない。
8:二刀流を剣でしかさせてくれない。棍棒二刀流させてほしい。
9:ファイアブリンガーっていう名前がダサい。
全体的に「自由度が高いはずなのに妙に不自由を感じるゲーム」になってしまっていた。
その、自由度の枠を感じて、不自由を感じる2週間目くらいまでは、これまでにないくらい没頭できるゲームであったことは、きちんと明記しておきたい。
ヴァッハ神とか可愛いし、BGMもイトケン節全開で最高なのである。そして、キャラの魅力はまあまああって、良いゲームなのだが、繰り返しプレイする気にもなりにくかった。
一言で言って勿体ないゲームである。
大間産の最高級クロマグロで「美味しい魚肉ソーセージ作られた気分」のゲームである。
完全版で良くなるのだろうか・・・少し期待している。
天の神様
本当のサガシリーズをください・・・え?オクトパスストーリー?信じてよいのでしょうか?
父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。
えいめん!
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